日本官能文学協会の成り立ち

この協会を運営する株式会社エースオブハーツ(以下、当運営事務局)はこれまで、 様々な大手小説投稿サイトがタブー視していたR18指定の小説投稿サイトを開設し、 男性はもちろん女性がより積極的に楽しめ、官能表現が存分にできる場をユーザーに提供して参りました。
その中のひとつ、「大人のケータイ官能小説」で平成25年に新たな官能作家を発掘するため、 第1回官能小説コンテストが開催されました。 このコンテストの開催に当たり官能表現に造詣が深く、 また官能表現の発展と振興を志す審査員の方々のご協力のもと、コンテストは無事成功を収め、 コンテスト受賞作は続々と書籍化されています。
定期的に開催されるこのコンテストを中心に、新たな才能を見出し、 また官能表現の理解と気持ちのいいことを求めることに対するネガティブなイメージを払拭すべく、 平成27年7月7日に日本官能文学芸術協会を官能文学・芸術の発展と振興を促す目的で設立しました。

協会定款

  • 第一条 名称

    この協会を日本官能文学芸術協会(以下協会)という。

  • 第二条 目的

    官能表現に対する理解の啓蒙と官能文芸の発展と促進を目指す。 その一環として官能小説コンテストを主催、審査、授与を行い、 才能あるクリエイターを発掘することを目的とする。

  • 第三条 活動

    この協会は、前条の目的を達成するため、次の活動を行う。

    1. 官能小説サイト(http://kanno-novel.jp/)内で、年に1回、官能小説コンテストを開催する
    2. 官能小説コンテストの優秀作品に対する各種賞の授与
    3. その他の官能文学においてコンテスト開催や賞の授与
    4. その他目的を達成するに必要な活動
    5. 年に1回の協議会を行う
  • 第四条 活動年度

    この協会の事業年度は、毎年4月1日に始まり、翌年3月31日に終わる。

  • 第五条 運営

    この協会は株式会社エースオブハーツ(以下運営事務局)が運営を行う。 事務局が運営するサイト「ケータイ官能小説」にて官能小説コンテストの主催、コンテストの賞金の支払い、 協議会の主催・進行を行い、この協会の活動が円滑に行えるように努めなくてはいけない。

  • 第六条 理事

    (資格)
    官能文学・芸術に貢献している人物であること。もしくは官能小説コンテストの審査員を務めた者とする。

    (任期)
    辞退の申し出がない限り、自動的に次の年度も継続されるものとする。

    (報酬など)
    基本的に無報酬とする。ただし、コンテストの審査員を務めるなど、特別な職務執行の対価として報酬を支給することができる。

  • 第七条 協議会

    この協会は年に1回協議会を開催し、官能文学・芸術をより発展させるために話し合いを行う。 またこれ以外も、必要があれば臨時の協議会を行うことができる。 協議会の招集・進行は運営事務局が行う。 運営事務局は協議会の開催日を5日前までに、理事に対して、日時・場所等を通知しなければならない。

  • 第八条 解散

    この協会は、運営が困難であると運営事務局が判断した場合、及び法令で定めた事由により解散することができる。

  • 第九条 個人情報の保護

    この協会は、活動上知り得た個人情報の保護に万全を期すものとする。 ただし、理事においては、協会の公式サイトおよびコンテストを開催する官能小説サイトにて名前等の紹介を掲載することを許可するものとする。

芸術と文学と官能と

芸術や文学と官能は古くから密接なつながりがあります。
美術界において、アールヌーボーが自然や植物的な曲線を描くのに対し、 アールデコはコンパスで描いたような規則正しい曲線や直線で 幾何学模様を描きます。 これと同様にバロックは男性的で躍動感のある曲線を、ロココは女性的で柔らかな曲線をそれぞれ表現しています。 ロココ美術を代表する画家、ブーシェやフラゴナールの絵画は官能美が特徴的です。 それ以前の絵画において登場する裸婦は女神であり、人間ではないのでいやらしさはあまりなく、 むしろ神々しさをまとっていました。 しかしロココ美術に登場する世俗的な裸婦は女神と違い、暖色系の肌を肉感的で柔らかな曲線で描かれ、 見る側にエロチシズムを感じさせます。
ここで“官能”のキーワードが見えてきます。人がエロスを感じるのはやはり男性より女性でかつシャープなラインではなく、 柔らかな曲線、そして暖色系の色使いであるといえます。 ところがこの官能の条件を覆す画家が現れます。アメリカを代表する女流画家ジョージア・オキーフです。 彼女は官能的な油彩が有名ですが、その題材は人ではなく、花や動物の骨といったものがモチーフです。
しかし彼女はその独特の感性で、ロココ美術が生んだ官能美とはまったく別な、自然界の中に官能を見出したのです。 彼女の描くものは実に官能的ではありますが、女性でもなければその色合いも暖色系に限りません。
ここで言えるのは、“官能”とは実に感覚的で個人差のあるものです。だからこそ、芸術になり文学になりうるのです。 この協会が求めるのは定義付けられた“官能”ではなく、様々な場所や場面でひょっこりと顔を出す、 そんな自由気ままで生々しい“生きた官能”なのかもしれません。